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2024年最新版!言語の次に覚えるべき人気フレームワークまとめ!

現在、プログラミング言語単体だけで開発しているエンジニアはいません。実際は、各プログラミング言語用に用意されたライブラリやフレームワークを併用することがほとんどです。本ブログ記事では、なぜフレームワークが必要なのか。また、それぞれの言語ごとにオススメのフレームワークを紹介します。

目次

フレームワークとは? なぜ必要なの?

フレームワークとは、よく使われる汎用的な処理を、プログラミング言語から呼び出しやすい形で集約したプログラム集のようなものです。これらのフレームワークの機能を呼び出すことで、それまでは自分で開発しなければならなかった処理を容易に実現することができます。これはバグの回避や工数削減に繋がりとても便利です。

そのため、プログラム言語の習得が終わったら、次にそのプログラム言語用に用意されている有名どころのフレームワークの習得を行いましょう。

「ライブラリ」と「フレームワーク」はどう違う?

フレームワークと似たものにライブラリがあります。どちらもとても似たものですが、それぞれ少し異なる役割を持っています。プログラミング未経験の方にもわかりやすく説明するために、比喩を用いてみましょう。

ライブラリ

ライブラリを、あなたが料理をするときの「調理器具」に例えることができます。料理をするとき、必要に応じてフライパンや鍋、ナイフなどの器具を選んで使いますよね。ライブラリもそれと似ていて、プログラマーがある特定の機能やタスクを実行したいときに、必要な機能を提供する「道具」や「部品」として使われます。例えば、数学関数を扱いたい時に数学ライブラリを使ったり、グラフィックを描画したい時にグラフィックライブラリを使うわけです。ここで大切なのは、料理の全工程を任せるわけではなく、特定の作業を容易にするために部分的に利用するという点です。

フレームワーク

一方で、フレームワークは「レシピ本」や「料理教室」に例えることができます。料理をする上で、レシピ本には材料と作り方が詳しく記載されており、料理教室では先生が手順に沿って教えてくれます。つまり、フレームワークはプログラミングにおいて、ある一連の「規則」や「構造」を提供し、その枠組みの中でアプリケーションを開発します。フレームワークを使用することで、開発者は設計から実装までの一貫した方法で作業を進めることができ、より効率的かつ統一されたコードの作成が可能になります。しかし、その「規則」や「構造」に従う必要があり、ある程度自由度が制限される場合もあります。

つまり、一言で言い表すと

  • ライブラリ: 必要に応じて選んで使う「調理器具」のようなもの。特定の機能をプログラマーのコードに「追加」する。
  • フレームワーク: 「レシピ本」や「料理教室」のようなもの。開発の「規則」と「構造」を提供し、その中でアプリケーションを開発する。

ライブラリは「使う」ものであり、フレームワークは「使われる」もの、という違いがあります。ライブラリではプログラマーが主導権を握りますが、フレームワークではプログラマがフレームワークの規則に従って開発を進める必要があります。

このブログ記事では、呼び方をシンプルにするためにライブラリもまとめて「フレームワーク」と呼ぶことにします。

2024年、言語別オススメのフレームワーク!

2024年も多くのプログラミング言語が進化を続けており、それぞれに合わせたフレームワークが開発者の間で注目されています。ここでは、それぞれの言語別にオススメのフレームワークをご紹介します。

JavaScript/TypeScript向けのおすすめフレームワーク

Next.js/React(Web開発)

JavaScript/TypeScriptによるWeb開発の世界では、Next.jsとReactの組み合わせが一番人気です。ReactはJavaScriptの関数をWebページの部品として扱い、それらを組み合わせることで複雑なWebページを作成するためのライブラリです。Next.jsは、Reactが扱う問題範囲を超えた部分を担うWebフレームワークです。サーバーサイドレンダリングや静的サイト生成など、WebアプリケーションのパフォーマンスとSEO対策を格段に向上させます。

フレームワークのシェアとしても非常に高く、Next.js/Reactを覚えておけばかなりの仕事を獲得することができるでしょう。

Langchain.js(ChatGPT開発)

Langchain.jsは、ChatGPTやその他の言語モデルを活用した開発に特化した新しいフレームワークです。このフレームワークを使用することで、開発者はChatGPTをはじめとした言語モデルを簡単に自社サービスに統合し、対話型アプリケーションや自然言語処理ツールを柔軟に構築できます。Langchain.jsはChatGPTの能力をさらに拡張し、さまざまなタスクを自動化する力を秘めています。まさに2024年注目のフレームワークと言えるでしょう。

Python向けのおすすめフレームワーク

Django(Web開発)

DjangoはPythonの世界で長年愛され続けているWeb開発フレームワークです。その堅牢なセキュリティ対策と、豊富な機能が一つになった「バッテリー同梱」のアプローチは、開発者にとって心強いサポートとなります。大規模なWebサービスを作る際には、とても頼りになるフレームワークです。

Langchain(ChatGPT開発)

JavaScript/TypeScript向けでも紹介しましたが、もともとLangchainフレームワークはPython向けに作られました。そのため、最新機能はPython版から提供されることが多く、Langchainのフル機能を使いたいのであれば、Python版を選択することをオススメします。

Streamlit(AI系高速Web開発)

Streamlitは、特にAIやデータサイエンスのプロジェクトでその真価を発揮するWebフレームワークです。このツールを使うことで、開発者は複雑なデータの可視化やインタラクティブなWebアプリケーションを迅速に作成できます。Streamlitの強みは、わずか数行のコードで優れたUIを実現できる点にあります。
複雑な大規模Webアプリケーションを作りたいなら前述のDjangoで。短期間で素早くプロトタイプを作りたい場合はStreamlitを選択すると良いでしょう。

Ruby向けのおすすめフレームワーク

Ruby on Rails(Web開発)


Ruby on Railsは、ウェブアプリケーションの開発を簡単かつ迅速に行うことができるプログラミングフレームワークです。このフレームワークの目的は、開発者が短時間で高品質なウェブサイトやアプリを作成できるように支援することにあります。Railsには多くの機能が予め組み込まれており、データベースの操作、セッション管理、フォーム処理など、ウェブアプリケーション開発に必要な一般的なタスクを簡単に行うことができます。これらの特徴により、Railsはスタートアップ企業や急速にプロトタイプを作成したい開発者に特に人気があります。

PHP向けのおすすめフレームワーク

Laravel


Laravelは、PHPで書かれた人気のあるウェブアプリケーションフレームワークです。開発のしやすさとコードの美しさに重点を置いており、短い時間で高品質なウェブアプリケーションを構築することができます。データベースとのやり取り、ウェブページの見た目の設定などが簡単になります。ウェブサイトを作る際によくある作業をシンプルにするための機能がたくさん含まれており、これにより、開発者はより速く、簡単にウェブサイトやアプリを作成できます。また、安全にユーザー登録やログイン機能を設けることができ、ウェブサイトとユーザーのやり取りをスムーズにします。

CSSのおすすめフレームワーク

UIkit


UIkitは、ウェブサイトやウェブアプリケーションのフロントエンド開発を容易にするための軽量でモジュール式のCSSフレームワークです。UIkitの特徴はその使いやすさと柔軟性にあります。グリッドシステム、フォーム、ボタン、ナビゲーション、モーダルウィンドウなど、ウェブデザインに必要な基本的な要素を豊富に備えています。これらの要素は、ウェブサイトの見た目を一貫させることができ、ユーザー体験を向上させます。

まとめ

これらのフレームワークは、2024年のプログラミングの世界で、あなたのプログラミング副業を成功に導くための強力な味方となるでしょう。各々が持つ独特の特徴を理解し、プロジェクトのニーズに合わせて選択することが大切です。

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この記事を書いた人

世界のあらゆる知識を集積しようとするナレッジ収集家で現役エンジニア。
独自のナレッジデータベースを構築し、その知識の一部を掲載。皆様に貢献します。最近は特にプログラミングの学び方をレクチャー。

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