プログラミング学習でよくある挫折とその対処法

2024年2月10日2024年2月21日

プログラミングは、現代のデジタル化された世界で最も価値あるスキルの一つです。しかし、その学習過程はしばしば困難に満ち、多くの学習者が挫折を経験します。この記事では、プログラミング学習における一般的な挫折の原因と、それらに対処する方法について掘り下げていきます。

この記事でわかること

プログラミング学習における挫折の原因
挫折を乗り越えるための対処法
プログラミングスクールの有用性

プログラミングはそもそもむずかしい分野だからね。挫折の危険はたくさんあるよ！

そんな挫折のピンチを乗り越えるための対処法をまとめたよ。不安な人はぜひ読んでいってね

1. 理解の壁にぶつかる

プログラミングを始めたばかりの人にとって、新しい概念や言語のルールを理解するのは、本当に大変なことがあります。最初に直面するのは、文法やプログラミングの基本的なロジックです。これらは普段使っている言葉とは全く違うため、最初はとてもややこしく感じられます。例えば、「ループ」と聞いても、日常生活で使う文脈とは異なるため、どういう意味かピンと来ないかもしれません。

対処法１：入門以前的な本で学ぶ

プログラミングの世界に足を踏み入れる前に、まずは「プログラミングって何？」というレベルから始めましょう。子供向けの書籍や、図解を多用した入門書は、複雑な概念を簡単に説明してくれるのでオススメです。こういったリソースは、難しい専門用語を使わずに、基本的な概念を楽しく学べるように作られています。

対処法２：小さなステップで学ぶ

全てを一度に学ぼうとすると、すぐに圧倒されてしまいます。例えば、最初から複雑なプログラムを書こうとせず、まずは「Hello, World!」のようなシンプルなプログラムから始めてみましょう。そして、変数やループといった基本的な概念に慣れてから、徐々に難易度を上げていきます。一つ一つのステップをクリアするごとに自信がついていきます。

対処法３：実践を重ねる

読んだだけ、聞いただけでは、なかなか理解が深まりません。実際に手を動かしてみることが大切です。小さなプログラムを自分で書いてみて、それがどのように動作するのかを確認しましょう。エラーが出たときは、それがなぜ起こったのかを理解し、解決策を考えることで、より深い学びにつながります。

対処法４：質問を恐れない

boy in white and red crew neck t-shirt sitting on chair

分からないことがあったら、それは決して恥ずかしいことではありません。オンラインのフォーラムやコミュニティに参加して、疑問点を質問しましょう。世界中には、あなたと同じように学んでいる人たちがたくさんいます。また、経験豊富なプログラマーも多く、彼らは初心者が抱える一般的な疑問に答えることを喜びます。質問することで、新しい視点を得られることもありますし、同じ問題に直面している他の学習者と繋がることができます。

2. 進捗の遅さに焦る

プログラミングを学んでいると、周りの人たちがどれだけ速く学んでいるかを目の当たりにすることがあります。SNSや学習コミュニティで、他の人たちが自分よりも早く進んでいるように見えると、自分が遅れていると感じることがあります。特に、プログラミングに関する前知識がない場合や、学習に割ける時間が限られている場合には、この感覚は強くなりがちです。

対処法１：自分のペースで学ぶ

学習は長いマラソンのようなものです。他の人がどれだけ速く学んでいるかではなく、自分がどれだけ理解を深められるかが重要です。自分にとって最適な学習ペースを見つけることが大切です。例えば、毎日少しずつ時間を取って学ぶ方法や、週末にまとめて学ぶ方法など、ライフスタイルに合わせた学習スケジュールを作りましょう。

対処法２：小さな目標を設定

大きな目標を立てると、達成するまでに時間がかかり、途中でやる気を失うことがあります。そこで、小さな達成可能な目標を設定し、一つ一つクリアしていくことが推奨されます。例えば、「今週は変数とループを理解する」や「小さなプログラムを自分で作ってみる」など、短期間で達成できる目標を立てましょう。小さな成功を積み重ねることで、自信がつき、モチベーションも維持しやすくなります。

対処法３：自分を褒める

小さな目標を達成したら、自分自身を褒めてあげましょう。自分へのご褒美を用意するのも良いでしょう。例えば、目標を達成したら好きなスナックを食べる、映画を見るなど、学習のモチベーションを高めるためのご褒美を設定します。これにより、学習を継続するためのポジティブなサイクルを作り出すことができます。

対処法４：進捗を記録する

自分の学習進捗を定期的に記録することで、自分がどれだけ成長しているかを視覚的に確認することができます。学んだことや達成した目標をノートに書き留める、カレンダーに学習時間を記入するなど、自分に合った方法で進捗を追跡しましょう。これにより、自分の成長を確認でき、学習へのモチベーションがさらに高まります。

プログラミング学習において、他人と自分を比較して焦ることは自然なことですが、重要なのは自分のペースでコツコツと学び、自分自身の成長を楽しむことです。小さな成功を積み重ねることで、やがて大きな成果を達成できるでしょう。

3. 長期間のモチベーションの維持がむずかしい

プログラミングをはじめるとき、たくさんのやる気と期待を持ってスタートします。でも、時間がたつにつれて、新しいことを学ぶのがだんだん大変になってくることがあります。特に、がんばってもすぐには結果が見えないとき、自分が進んでいるのか、立ち止まっているのかわからなくなり、やる気をなくすことがあります。

対処法１：学習コミュニティに参加

ひとりで学ぶのは、情報を集めたり、疑問を解決したりするのが大変です。そこで、オンラインやリアルで、同じことを学んでいる人たちが集まる場所に参加してみましょう。ここでは、学んでいる内容について話したり、わからないことを質問したりできます。他の人が同じ問題に直面しているのを見ると、「自分だけじゃないんだ」と感じられ、励みになります。また、他の人の成功を見ることで、自分もがんばろうという気持ちがわいてきます。

対処法２：プロジェクトベースの学習

ただひたすらにテキストやビデオで学ぶのではなく、実際に何かを作りながら学ぶ方法もあります。自分が興味を持っていることや、実生活で役立つものを題材にして、小さなプロジェクトを始めてみましょう。たとえば、簡単なウェブサイトを作ってみる、自動で何かをする小さなプログラムを作ってみるなど、自分なりの目標を持つことが大切です。プロジェクトを通じて、学んだことを実践に活かすことができますし、完成したときの達成感は、これまでの努力が報われる素晴らしい瞬間です。

対処法３：短期目標を設定する

長い目で見た大きな目標も大切ですが、それを達成するためには、もっと小さなステップに分けることが大切です。短期目標をたくさん設定し、一つひとつクリアしていくことで、継続的な達成感を得られます。この達成感が、長期間にわたって学び続けるモチベーションにつながります。

対処法４：自分自身にごほうびする

小さな目標を達成したら、自分自身にごほうびをあげましょう。これは、勉強した後に好きなスナックを食べる、好きな映画を見る、好きな場所へ出かけるなど、自分にとって特別なことでもいいし、単純に休憩する時間をとることでもいいです。このようにして、学習と報酬を結びつけることで、学習へのモチベーションを維持することができます。

学習を続けることは、時には大変なこともありますが、これらの対処法を使って、長期間にわたってモチベーションを維持することができます。自分だけでなく、同じ道を歩む仲間と一緒に学び、成長していくことで、プログラミングの旅はもっと楽しく、意味のあるものになるでしょう。

4. 適切なリソースの不足

プログラミングを学ぶとき、一番最初の難関は、どこから始めればいいのかを知ることかもしれません。インターネットには情報があふれていますが、どの情報が自分にとって役立つのか、どの学習材料が自分のレベルに合っているのかを見極めるのは、とても大変です。特に、学習の初期段階では、何が必要で、何から手をつければいいのかさえわからないことがあります。

対処法１：多様な学習リソースを試す

プログラミング学習の素晴らしい点は、学び方が一つではないことです。オンラインコース、動画チュートリアル、書籍、ブログ記事、フォーラム、Q&Aサイトなど、多様なリソースがあります。最初は、いくつかの異なるタイプのリソースを試してみて、自分に合った学習スタイルを見つけましょう。例えば、基本的な概念を学ぶのには動画が合っているかもしれませんが、深く理解するためには書籍が良いかもしれません。また、実際にコードを書いてみる実践的な学習が必要な場合もあります。さまざまな方法を組み合わせることで、効率的に学ぶことができます。

対処法２：メンターを見つける

ひとりで学ぶのが難しいときは、経験豊富なプログラマーに助けを求めるのも良い方法です。メンターは、学習の進め方、どのリソースが役立つか、どのようにして問題を解決すれば良いかなど、貴重なアドバイスを提供してくれます。メンターを見つける方法としては、オンラインのプログラミングコミュニティに参加する、地元のプログラミングミートアップや勉強会に出席する、またはオンラインでメンタリングサービスを利用するなどがあります。メンターは、学習の方向性を示してくれるだけでなく、モチベーションを維持する上でも大きな支えとなります。

対処法３：フィードバックを活用する

プログラミングを学んでいると、自分のコードが正しいのか、もっと良い書き方があるのか知りたくなることがあります。そんなとき、コードレビューをしてくれる人がいれば、そのフィードバックを通じて成長できます。オンラインのコーディングプラットフォームやフォーラムでは、自分のコードに対するフィードバックを得られることが多いです。また、メンターや学習コミュニティのメンバーにアドバイスを求めることもできます。

適切なリソースを見つけることは、プログラミング学習の旅の最初のステップです。多様なリソースを試し、必要に応じてメンターのサポートを受けることで、自分に合った学習方法を見つけ出し、効率的に学習を進めることができます。

5. 実践の機会の不足

プログラミングを学ぶとき、ただ情報を頭に入れるだけでは十分ではありません。実際に手を動かしてみることで初めて、学んだことがしっかりと身につきます。しかし、実際に自分でコードを書いたり、プロジェクトを進めたりする機会が少ないと、理論だけが先行してしまい、どう応用すればいいのか、どうやって問題を解決すればいいのかがわからなくなってしまいます。また、実践を通じて得られるはずの経験が不足すると、学習した内容を忘れがちになり、学びが途切れがちになってしまいます。

対処法１：個人プロジェクトを始める

学んだことを実際に使ってみる最良の方法の一つが、個人プロジェクトを始めることです。例えば、趣味や興味がある分野に関連した小さなウェブアプリケーションを作ってみる、日常生活を助けるための簡単なツールを開発してみるなど、自分の関心のあることを題材にすると、学習に対するモチベーションも保ちやすくなります。プロジェクトを通じて、問題解決のプロセスを経験し、デバッグのスキルも身につけることができます。

対処法２：オープンソースプロジェクトに貢献

オープンソースプロジェクトへの貢献は、実践的な経験を積む絶好の機会です。GitHubなどのプラットフォームを通じて、興味のあるプロジェクトを見つけ、バグを修正したり、新機能を追加したりすることができます。オープンソースプロジェクトへの貢献は、実際の開発プロセスに関わる経験を提供するだけでなく、コードレビューを通じて他の開発者から直接フィードバックを得られるため、学習の質をさらに高めることができます。また、実際のプロジェクトに貢献することで、将来的なキャリアに役立つ実績を作ることもできます。

対処法３：コーディングチャレンジに挑戦する

オンラインで利用できるコーディングチャレンジやコンテストに参加することも、実践的なスキルを磨く良い方法です。これらのチャレンジは、実際の問題を解決するためのコードを書く機会を提供し、さまざまなレベルの問題が用意されているため、自分のスキルに合わせて挑戦することができます。コーディングチャレンジに参加することで、新しいプログラミング言語やテクニックを学ぶことができるだけでなく、問題解決能力を高めることもできます。

実践の機会を積極的に求めることで、プログラミングのスキルを実際の状況に適用する能力を養うことができます。個人プロジェクトを始める、オープンソースプロジェクトに貢献する、コーディングチャレンジに挑戦するなど、さまざまな方法を通じて、学んだことを実際に使ってみることが、プログラミング学習の成功への鍵となります。

コーディングチャレンジにはAtCoderやKaggleなどがあるよ

おすすめは個人プロジェクトだね。スマホアプリでもちょっとしたWebサービスでも、なんでもいい。我が子を育てるように少しずつ開発して成長させるのは楽しいし、確実な実力アップになるよ